設計品質を担保するための「製品化5つの壁」
2024年3月19日(火)
  • 10:30~11:45(開場10:15~)

セミナー概要

昨今、多くの部品メーカーやモノづくりベンチャー企業が、自社オリジナル製品の量産化にチャレンジしています。しかしながら、最終的に量産までたどり着けないのが現状です。その理由は、製品の機能的な点だけに注力して設計をし試作品を作ってうまくいったとしても、それをただ複数個作るだけでは製品にはなり得ないからです。

製品は、たくさん作って一般の市場で販売するものです。たくさん作って販売するには、作りやすくてたくさん売ってもコスト的に損しないようにしなくてはなりません。また、一般の市場で販売するには、いろいろな使い方をする不特定多数のユーザーに怪我をさせてはならないし、簡単に壊れてガッカリさせてはいけません。製品化の設計は、これらのようなことがないように、しっかりと作戦を立ててスタートしなければならないのです。

本講座では、その作戦の立て方と、たくさん作って一般の市場で販売する製品の企画から生産までをお伝えします。これらの内容のほとんどは企業機密が多いため、Webや書籍はあまりありません。これから自社のオリジナル製品を設計しようとする企業の経営者、設計者には必須の知識となっています。

開催日
2024年3月19日(火)
時間
  • 10:30~11:45(開場10:15~)
対象者

・自社オリジナル製品を作る部品メーカー
・モノづくりベンチャー企業
上記企業の経営者、設計者、品質管理担当者、企画担当者

開催方法 Zoom (ウェビナー)
参加費 8,800円(税込)

セミナー内容

 1.  製品企画の考え方と、これからのモノづくり ・製品企画・設計構想・製品仕様の作り方
・DXとこれからのモノづくりの考え方
・イノベーションを起こす方法
 2.  日本の設計環境と設計手法 ・迫りくる中国のモノづくりと日本の現状
・製品化日程の作り方
・CADと、部品表によるデータ管理方法
・設計アイディアを創出する方法
・シミュレーションとデジタルツイン
3.  設計品質とその管理 ・設計品質の重要性とその種類
・5つの設計品質の内容
・設計審査と設計検証の方法
4.  製造業の構成と部品の種類/作り方 ・製造業の企業構成と相互関係
・部品の種類とその作り方
・金型とその作製日程
5.  製品コストと部品コストとその管理 ・製品コストの構成を知る
・部品コストの内訳と見積依頼の方法
・コストダウン手法
6.  生産と量産品質 ・生産する方法
・不良品とその対策と検査方法のトレンド
・量産品質の意味とその管理方法
7.  質疑応答

●後日、セミナー申込者限定のアーカイブ配信あり●

セミナー後に復習されたい場合や、当日参加できなくなった場合にもセミナー内容を動画で確認することができます。
(質疑応答など講義本編以外については都合により一部非公開となる場合がございます。)


到達目標

製品化の設計において、構想の練り方/実施すべき必須業務/発案すべき内容/調べる内容/協力を依頼する企業/必要な担当者/日程の立て方/コストの仕組み/品質の考え方/部品の作り方/製品の生産の仕方を理解する。

講師プロフィール

小田 淳

ソニーで29年間にわたり製品化の設計を行い、プロジェクターやモニターなど15モデルを製品化する。最後の7年間は駐在を含め、中国での製品と部品の生産をする。

2016年に退社し、ロジカル・エンジニアリングを設立。自社でオリジナル製品を作ろうとする企業、中国でモノづくりをしようとする企業を、コンサルティング/研修で支援する。

日経ものづくり/日経XTECHや日刊工業新聞社の雑誌、ITmedia MONOistでコラムを執筆中。

セミナーお申込みに関する備考

●本セミナーは、申込者限定のアーカイブ配信が後日ございます。●

当日参加できなくなった場合でもセミナー内容を動画で確認することができますので、安心してお申込みください。
(質疑応答など講義本編以外については都合により一部非公開となる場合がございます。)

セミナーの開催は終了しました