セミナー概要
より高機能、高効率なモータ制御システムを扱う技術者は、制御に関連する応用技術が必要になるため、基礎技術の習得のみでなく、高度な制御技術の習得が求められます。これらの高度な制御技術の習得は、基本的な基礎技術を習得した上で、高度な制御技術や電子制御システムを構築するための技術を体系的に学ぶことにより、より早く実践的な技術力を付けることができます。
本講座は、モータや制御システムの基礎知識を学習した後、より高度な制御技術を学習するための「復習と準備」をするためのものです。ここでは基礎技術を復習しながら、実際に高度なモータ制御を行う上で必要となる実践的な回路設計に関する知識や制御システムを安定に動作するための手法や検証方法、オペアンプなどを用いた具体的な電子回路の構築法など、制御システムを構築するのに必要なポイントとなる技術を学習できます。これにより基礎技術と高度な技術を結びつけるためのポイントをおさえることができ、より高度な制御技術を習得するのに役立ちます。
開催日 |
2024年2月15日(木)
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時間 |
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対象者 |
・より高度な制御技術を学習するのに必要な導入知識を学習したい方 |
開催方法 | Zoom (ウェビナー) |
参加費 | 27,500円(税込) |
セミナー内容
1. |
実用電気回路を制して新しい回路を創造する(60分)
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キルヒホッフ則や鳳-テブナンの定理をはじめ、モータ制御回路を構築したり解析を行うために利用する電気回路の計算手法、定常状態と過渡現象の考え方、共振の考え方、モータを効率良く駆動するための電力や力率改善法など実用的な電気回路の計算手法を解説します。
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2. |
電子デバイスを操れる者が電子回路を制す(60分)
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壊れない電子回路を構築するためのパワーデバイスの使い方、MOSFETの特性やリンギングの抑制法、スイッチング制御における問題点や解決法を解説します。また、センサ信号などのアナログ信号を増幅するオペアンプ回路や比較を行うコンパレータ回路について、より実用的な回路構成などを解説します。
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3. |
制御を駆使して不可能を可能にする(60分)
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フィードバック制御系を中心にPD制御、PI制御、PID制御の電気的特性やパラメータの決定法、電気要素と機械要素の表現の違いなど、電気を専門とする方や機械を専門とする方に対してもわかりやすく解説します。また制御システムの特性や安定性を評価するボード線図やナイキスト線図、3次系システムの動特性について示す。また2慣性システムや3慣性システムのブロック図の表現についても解説します。
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4. | 質疑応答 |
●途中適宜休憩あり
●後日、セミナー申込者限定のアーカイブ配信あり●
セミナー後に復習されたい場合や、当日参加できなくなった場合にもセミナー内容を動画で確認することができます。
(質疑応答など講義本編以外については都合により一部非公開となる場合がございます。)
到達目標
(1) 基本的な電気回路が扱える
(2) モータ制御に必要な効率計算などができる
(3) センサ信号の増幅回路がわかる
(4) 過渡現象がわかる
(5) 最大電力の考え方がわかる
(6)パワーデバイスやオペアンプの使い方がわかる
(7) PI,PD,PID制御システムの特性がわかる
(8) 制御システムの数学的扱いがわかる
(9) 制御システムの安定判別手法がわかる
(10) フィードバックシステムのメリットがわかる
(11) 2慣性システム、3慣性システムのブロック図がわかる
講師プロフィール
高橋 久
静岡理工科大学 総合技術研究所 客員教授。
有識者会議「未来創造まちづくり構想会議」委員、学会委員会委員など。
電動モビリティシステム専門職大学 電気自動車システム工学部 学部長。
セミナーお申込みに関する備考
●本セミナーは、申込者限定のアーカイブ配信が後日ございます。●
当日参加できなくなった場合でもセミナー内容を動画で確認することができますので、安心してお申込みください。
(質疑応答など講義本編以外については都合により一部非公開となる場合がございます。)