IoT機器や道具を活用した親の見守り・介護
【セミナーの開催は終了しました】

セミナー概要

「介護のことは、介護のプロに任せたほうがいい」、「介護は愛情をもって、人が行うべき」と言われます。しかし、本セミナーの講師は介護のプロの力を借りながらも、IoT(Internet of Things)機器や道具を積極的に活用して、親の見守りや介護を行っています。

本セミナーでは介護のプロに頼るための手順や、IoT機器や道具が介護や見守りに必要になる理由を解説していきます。
岩手県の実家でひとり暮らしを続けている認知症の母を、遠く離れた東京からIoT機器や道具を使って、10年以上見守りや介護を行ってきたノウハウをご紹介します。

開催日
2024年2月27日(火)
時間
  • 10:30~11:45(開場10:15~)
対象者

主な対象者:見守りが必要な親、介護が必要になりそうな親(70-80代)を持つ40-50代の子

そのほか:介護専門職(家族への提案の参考として)の方もご参加いただけます。
開催方法 Zoom (ウェビナー)
参加費 8,800円(税込)

セミナー内容

 1.  講師はどんな介護をしてきたのか? ・10年以上続けてきた、離れて暮らす親の介護とは?
・なぜ親の自立が大切だと思うようになったのか?
 2.  高齢の親に元気で自立した生活を送ってもらうために ・親の自立を支えるもの、奪うもの
・フレイル(介護の一歩手前)とは?
3.  高齢の親の見守りについて考える ・ご近所や親族、地域の支えだけで、親の見守りは可能か?
・有料見守りサービスを活用する
・親の安否確認だけが見守りではない(白内障や難聴に注意)
4.  高齢の親の介護は何から始めたらいいか? ・地域包括支援センターとは?
・介護保険サービス(ヘルパー、デイサービス)の申請と要介護認定
・ケアプランとは?
5.  なぜIoT機器や道具を使った介護が必要になるのか? ・介護保険サービスや地域の力だけでは、親は見守れない
・人材不足が予想されている介護職。今わたしたちができることとは?
・親の家に安定したインターネット回線を開設する(有料見守りサービスは割高)
6.  親の生活にハリを持たせるカレンダーの工夫 ・日常生活(家事や社会活動)を侮ってはいけない
・デジタル日めくりカレンダーの活用
7.  見守りカメラ(ネットワークカメラ)を使った介護・見守りの実例 ・見守りカメラを使った介護の実例
・見守りカメラの犯罪抑止効果(訪問販売、介護職の不正防止)
・プライバシーへの配慮、親の説得はどうする?
8.  スマートリモコンを使った介護・見守りの実例 ・熱中症や寒さから親を守るためのエアコンの遠隔操作(温度も見守る)
・あらゆる家電を遠隔操作できる時代に
9.  高齢の親との連絡手段について考える ・固定電話、携帯電話、スマートディスプレイをどう使う?
・特殊詐欺の9割は固定電話経由
10.  災害対策は大丈夫? ・IoT機器を使う上で欠かせない停電への備え
・火災報知器を確認しよう
11.  質疑応答

●後日、セミナー申込者限定のアーカイブ配信あり●

セミナー後に復習されたい場合や、当日参加できなくなった場合にもセミナー内容を動画で確認することができます。
(質疑応答など講義本編以外については都合により一部非公開となる場合がございます。)

到達目標

IoT機器や道具を最大限に活用し、介護者の時間的・経済的・精神的負担を解決するとともに、親が自立できる環境を整え、少しでも長く元気でいられる方法を身につけます。

講師プロフィール

工藤 広伸

認知症介助士
認知症ライフパートナー2級

岩手県で暮らす認知症で難病(シャルコー・マリー・トゥース病)を抱える母を、東京都在住の講師が2012年から通いで在宅介護を続けている。途中、認知症の祖母(要介護3)や悪性リンパ腫の父(要介護5)も介護し看取る。介護の模様や工夫が、NHK「ニュース7」「あさイチ」など、多くのメディアで取り上げられる。

著書「親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社)」「親が認知症!?離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと(翔泳社)」「医者には書けない!認知症介護を後悔しないための54の心得(廣済堂出版)」等。

40歳からの遠距離介護 | 工藤広伸 公式ブログ

セミナーお申込みに関する備考

●本セミナーは、申込者限定のアーカイブ配信が後日ございます。●

当日参加できなくなった場合でもセミナー内容を動画で確認することができますので、安心してお申込みください。
(質疑応答など講義本編以外については都合により一部非公開となる場合がございます。)

セミナーの開催は終了しました